株式会社中央食品 株式会社中央食品 明石で育んだ自慢の味。

食品添加物について、私たちの考え方

私たちが毎日つくる「惣菜」「お弁当」「お寿司」は作ったその日が賞味期限です。

食事を作る、提供するという私たちの仕事は、「お母さん」「奥様」の代理業だと考えています。

私たちが作る「惣菜」「お弁当」「お寿司」は、

明石海峡の魚介類や、地元の農産物など中心に使用し、毎日手作りしています。

胡麻味噌など調味料も自分たちで手作りしています。

そして、私たちが毎日作っている「惣菜」「お弁当」「寿司」は無添加です。

私たちが、「無添加」にこだわる理由は、私たちの存在価値は

「忙しいお母さんや奥様の代わりに食事を作らせていただくこと」と考えているからです。

だから、判断に迷うときは、立ち止まって「ご家庭でお母さんや奥様だったらどうされるか」

と考えるようにしています。

家庭でわざわざ賞味期限を長くするような添加物を使うことはないのと同様、

私たちが毎日つくる「惣菜」「お弁当」「寿司」に賞味期限が長くするための添加物は

使用していません。

だから、私たちが毎日つくる「惣菜」「お弁当」「お寿司」は作ったその日が賞味期限です。

私たちが食品添加物を使う理由

一方、普通に食生活を送っていく中で、食品添加物を一切摂取しないことは、

よほどのお金と時間をかけないとできなくなっています。というより、ほとんど不可能と言えるレベルだと思います。

例えばスーパーの売り場で食品添加物が入っていない食品だけの店をつくるとすると、

生鮮食品(野菜・果物・魚・お肉)だけのお店になってしまいます。

つまり、いわゆる「加工食品」のほとんどすべてに食品添加物が使われています。

※参考資料MOTTO!食品衛生(武庫川女子大学 食元栄養科学部 食創造科学科 食品衛生学研究室)より

なぜ、ここまで食品添加物が浸透してきたのでしょうか?

それは、一言で言うと「私たち消費者が求めてきたことだから」とも言えるのです。

例えば、かまぼこや、ちくわなど魚の練り製品は、誰でも手軽に、安価で利用できますが、

このように手軽に利用できるようになったのは添加物によるところが大きいのです。

添加物を一切使わないとなると、日持ちも短くなり、製造しているところから遠くまで流通させることもほとんど不可能でしょう。そして、値段もびっくりするぐらい高くなると思います。

※ちなみに、保存料・化学調味料無添加をアピールされている小田原の老舗かまぼこ店「鈴廣かまぼこ」さんの主力かまぼこは、1つ950円~9000円です。

(保存料・化学調味料無添加ですが、ただし着色料は使われています)

小田原っ子 保存料・無添加|  鈴廣かまぼこ (kamaboko.com)

より「安価」で「安定した品質」の魚の練り物製品が日常的に手軽に利用できるのは添加物があるからです。

これは、他の多くの加工食品も同様です。

私たちの「手作り」の製造工程で添加物は使用していませんが

仕入れて利用している加工食品には、添加物が使われているものも少なくありません。

例えば、お弁当に入っているかまぼこには、加工食品ですので添加物が入っています。

このかまぼこを、自分たちで魚から作るとなると、大変な手間ひまがかかる上に、

とても日常的にご利用いただけるお弁当の価格にはなりません。

食品添加物は悪者!?

でも、実は食品添加物が本当に悪者かというと、そうとも言い切れないのです。

食品添加物は大きく分けると「天然添加物」と新たに厚生労働省が認可した「指定添加物」の2つがあります。

「天然添加物」はその名の通り、天然物を原材料として抽出などにより製造されたものです。

「指定添加物」は発がん性試験など、安全性を確認するための様々な試験がかなりの費用と時間をかけて行われて、合格したものしか使用が認められていません。

また、必要性が明確になったものしかその使用は認められません。

例えば、「味や風味をごまかす」「粗悪な素材で加工食品を作る」などの理由で使用が許可される添加物はありません。

また、厚生労働省による添加物の見直しは継続して行われており、リスクが判明した添加物は、使用が不可になるよう改善もされています。

参考 厚生労働省 添加物に関するホームページ

食品添加物 よくある質問(消費者向け) (mhlw.go.jp)

食品添加物に多くの方が注目されるようになったのは、食物アレルギーを持つ方が増えたり、生活習慣病の原因の一つに添加物がとり上げられるためだと思います。

しかし、実際は「食品添加物」=「不健康の原因」というシンプルな構図ではないと思います。

「過度のストレス」「不規則な生活の増加」「睡眠不足の増加」「単身者の食生活が偏りがち」など、「食べ物」だけでなく、よりストレスが大きくなったライフスタイルの浸透など、色々な要素が絡み合っていると思います。

仮に、食品添加物の使用を一切禁止したとしても、それだけでは現在の様々な「不健康」の問題解決にはなかなか至らないのではないでしょうか?